Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 1.9(2023年)→2.1(2024年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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1978 - Vol.5

Vol.5 No.02

Original Article(原著)

(0103 - 0110)

心断層法における2方位断面同時描写法
—Bi-plane Cardiotomography—

Simultaneous display of the tomographic images in two different directions of the scanning plane in ultrasono-cardiotomography. ~Bi-plane Cardiotomography

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田中 元直1, 寺沢 良夫1, 奥島 基良2, 大槻 茂雄2, 儀我 健二郎3, 萩原 芳夫3, 重山 貞夫3, 藤江 健3

Motonao TANAKA1, Yoshio TERASAWA1, Motoyoshi OKUJIMA2, Shigeo OHTSUKI2, Kenjiro GIGA3, Yoshio HAGIWARA3, Sadao SHIGEYAMA3, Ken FUJIE3

1東北大学抗酸菌病研究所, 2東京工業大学精密工学研究所, 3アロカ(株)

1The Research Institute for Tbc Leprosy & Cancer, Tohoku University, 2Tokyo Institute of Technology, 3Aloka Co. Ltd.

キーワード :

 心臓構造の立体的評価,形態計測精度の向上,および心断層造影法における中心流の存在位置と流れの方向の評価などにおいて,多面(多方位)同時断層法が必要であり,最少限,直交2断面の情報が必要である。われわれは1個の振動子を用い,これを機械的に高速で駆動しつつ,ほぼ同時に走査面の方位角が異なる2断面(30°から90°可変)の像を描写・観測できる方法を考案し,これを"2面同時断層法(Bi-plane tomography)"と名付けて提示した。試作装置の実用実験で,試作スキャナは小型軽量のため自重で用いても被検者に何らの負荷とならず,その操作性も充分であることが示された。多面同時断層法では,電子走査法,機械走査法および両者の組合せ法とがあるが,いずれの方法によっても,連続高速走査法では2断面同時描写が限界であると考えられ, 2面同時描写に対しては機械的走査法でも充分目的を達することができた。また機械的走査法では心拍同期法を用いることで,同一心時相における多方位の断層図描写も容易であり,臨床的に有用性の高い方法であると考えられた。